reverSASP Therapeutics株式会社への出資を決定
印刷する東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)は、老化バイオロジーの解明を通じて、老化関連疾患に対する革新的新薬の創出を目指すバイオベンチャー企業reverSASP Therapeutics株式会社(本社:東京都文京区本郷、以下reverSASP)に対して、3億円の出資を決定しました。 今回のreverSASPへの投資は、当社と共に株式会社ファストトラックイニシアティブ(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 木村廣道)が共同リード投資家として参加し、総額6億円規模の共同投資となります。
reverSASPは、東京大学医科学研究所中西真博士による老化バイオロジー研究を基盤として、老化関連疾患に対する革新的新薬の創出を目指すバイオベンチャー企業です。
reverSASP代表取締役である二見 崇史は、「細胞老化の仕組みとその各種疾患関連性を解き明かし、治療薬を創製していくreverSASPに、リード投資家、および取締役として、参加させて頂くことを誇りに思います。革新をおこすreverSASP チームと共に、世界中の「いのち」、「くらし」、および科学の進展に貢献するよう尽力します。」と述べています。
reverSASP代表取締役である大堀 誠は、「リード投資家として、そして取締役として、reverSASPに参加させて頂くことを大変光栄に思います。同社の革新的な老化バイオロジーに基づく新薬が、様々な難治性疾患に対する治療オプションを提供し、アンメットメディカルニーズを満たすことで、日本そして世界の人々の健康と医療に貢献することを大いに期待しています。」と述べています。
reverSASPサイエンスアドバイザーとして就任する東京大学医科学研究所中西真教授は「炎症性老化細胞の性質の解明に基づいたreverSASPの革新的創薬によって、将来的にはヒトの老化が“治る病気”になることを期待しています。健康寿命を延伸し、多くの人が介護に頼らず、寿命を迎えるまで元気に暮らせる世界の実現のために、reverSASPチームを支えていきたいと思います。」と述べています。
東大IPCは第6回「1stRound」(※1)でreverSASPを採択した上で、今回の投資実行に至りました。
AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とし、「企業とアカデミアとの連携によるベンチャーの育成・投資」というコンセプトで2020年に組成されました。本ファンドでは、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および事業会社と連携したプレシード育成投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。
東大IPCは、イノベーション・エコシステムの発展のため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との連携とともに、東京大学関連ベンチャーへの直接投資による育成促進を更に進めていきます。
reverSASP Therapeutics株式会社について
概要 新規老化バイオロジーの解明を通じて、老化関連疾患に対する革新的新薬の創出を目指すバイオベンチャー企業
設立 2022年2月
所在地 東京都文京区本郷4-1-4 8F
代表者 二見 崇史、大堀 誠
URL https://www.reversasp.com/company
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について
概要 東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/
【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183 / Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当者: 備後
(※1)各業界のリーディングカンパニーがパートナー企業として参加する東大IPCが主催するコンソーシアム型のインキュベーションプログラム