2020/9/10

共創型R&Dにより新事業創出を加速するBIRD INITIATIVE社を異業種6社で設立

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共創型R&Dにより新事業創出を加速する

BIRD INITIATIVE社を異業種6社で設立

~世界でも類を見ない研究開発事業を日本発で開始~

 

日本電気株式会社(注1、以下 NEC)、株式会社大林組(注2)、日本産業パートナーズ株式会社(注3)、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(注4)、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(注5)、および東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(注6)は、事業会社、金融会社、アカデミアの連携により共創型R&Dから新事業を創出する新会社「BIRD INITIATIVE株式会社(バード イニシアティブ、以下 BIRD)」を設立し、10月から事業を開始します。

 

デジタル化の進展により社会や組織の課題が複雑化する一方で、社会の変化は加速しており、課題解決のスピードアップに向けた研究開発の重要性は高まっています。このような中、BIRDは、課題や技術を産官学で持ち寄り研究開発を行う「共創型R&D」という新たな研究開発の仕組みを推進し、デジタル技術に関連する研究開発及び受託研究、コンサルティング、投資などの事業を行います。

 

 

 

BIRDのビジネスモデル

 

事業開始時は応用研究開発において、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(注7)や国立研究開発法人理化学研究所(注8)とNECのAI研究連携(注9)を通じて得られた先進AI技術(Intelligent Simulation×Automation)を活用して、お客様の漠然とした課題を明確化するコンサルティングサービスとお客様と設定した課題を解くための研究開発の実施やその検証環境を準備するプロトタイプ開発サービスを提供します。

これらにより、研究テーマ設定・チーム組成、研究開発、事業化(ローンチ)準備を行い、最速の課題解決の実現と新規事業の創出に取り組みます。

 

 

BIRDのビジネススコープ

 

【BIRD INITIATIVE株式会社の概要】

 

 

名称:BIRD INITIATIVE株式会社(英語表記:BIRD INITIATIVE, Inc.)

資本金:6.4億円(資本準備金を含む)

本社:東京都中央区

代表者:北瀬 聖光(きたせ まさみつ)

会社設立日:2020年9月2日

 

【BIRDが提供する先端AI技術:Intelligent Simulation×Automation】

1. シミュレーション×機械学習AI

データが大量に必要となるAI分析と異なり、シミュレーションで足りないデータを自動的に生成・補完することにより、最適な意思決定を支援する。

2. シミュレーション×自動交渉AI

集中制御や単なるマッチングと異なり、AI同士が合意可能な条件を相談・交渉することにより、別々の目的を持って動いているシステム間での詳細な挙動や利害を調整する。

 

また、BIRDの取り扱う技術は、研究連携によって得られた先端AI技術をまずはコアとし、事業会社や金融会社及びアカデミアの出資者やアライアンスパートナーとともに順次増やしていきます。BIRDは今後、産官学連携の強化や高度人材の強化、増資等を行い、2025年までにカーブアウトによる新事業を6件創出することを目指します。

 

なお、今回の発表にあたり、以下のエンドースメントを頂戴しています。

 

NEC-産総研人工知能連携研究室の成果を社会へ還元する仕組みが出来たことに期待し、大変嬉しく思います。

産業技術総合研究所 人工知能研究センター センター長 辻井潤一

 

シミュレーション、機械学習、自動交渉は産官学の連携が非常に有効な分野であり、AIの技術開発から社会実装までのプロセスが大いに加速できると期待しています。

理化学研究所 革新知能統合研究センター(AIP) センター長 杉山 将

 

以上

 

(注1) 本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆

(注2) 本社:東京都港区、代表取締役社長:蓮輪 賢治

(注3) 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬上 英実

(注4) 本社:東京都千代田区、代表取締役:白岩 直人

(注5) 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柘植 一郎

(注6) 本社:東京都文京区、代表取締役社長:大泉 克彦

(注7) 所在地:東京都千代田区、理事長:石村 和彦

(注8) 本部所在地:埼玉県和光市、理事長:松本 紘

(注9) NEC-産総研 人工知能連携研究室
https://www.airc.aist.go.jp/project/overview.html
理研AIP-NEC連携センター
https://aip.riken.jp/labs/lab-nec/?lang=ja

 

<BIRD INITIATIVE社について>

https://bird-initiative.com

 

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

BIRD INITIATIVE株式会社

E-Mail:hello@bird-initiative.com

 

<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>

NEC コーポレートコミュニケーション本部 広報室 矢代・高木

電話:矢代 090-1435-7003

高木 080-8817-6218

E-Mail:press@news.jp.nec.com

 

株式会社大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報課

電話:(03)5769-1014

 

日本産業パートナーズ株式会社

電話 (03)6266-5781

E-Mail jipinc@jipinc.com

 

株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー

電話:(03)6550-9307

 

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 広報部 浅野

電話:(03)6203-4100

E-Mail:press@ctc-g.co.jp

 

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社

福島彰一郎

E-Mail:s.fukushima@utokyo-ipc.co.jp

 


 

【東大IPC注記】

今回関係する産業技術総合研究所人工知能研究センター センター長の辻井潤一先生は東京大学名誉教授、理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP) センター長の杉山将先生は東京大学教授でもあります。

また、成果活用が予定されているプロジェクトには、東京大学を含む国立大学教員が主担当者として関わっています。

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