UTEC4号投資事業有限責任組合へのLP出資を決定

UTEC4号投資事業有限責任組合へのLP出資を決定

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社（本社：東京都文京区本郷、代表取締役社長大泉克彦、以下「東大IPC」）が運営する協創プラットフォーム開発１号投資事業有限責任組合（以下「IPC１号ファンド」）は、株式会社東京大学エッジキャピタル（本社：東京都文京区本郷、代表取締役社長：郷治友孝、以下「UTEC」）及びUTEC Partners有限責任事業組合（本社：東京都文京区本郷、統括組合員：郷治友孝）が新たに設立するUTEC4号投資事業有限責任組合（以下「UTEC4号ファンド」）に対して、20億円を上限とするLP出資を行うことを決定しました。

IPC1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。その具体的な運用として、シード・アーリーステージの東京大学関連ベンチャーをハンズオンで支援する複数のベンチャーキャピタルへのLP出資（ファンドオブファンズ）を行うとともに、並行してミドルステージ以降の東京大学関連ベンチャーへの直接投資もすすめています。2016年12月のIPC1号ファンド設立以来、ベンチャーキャピタル5社へLP出資、ベンチャーへの直接投資を3件実施してきました。今回のUTEC4号ファンドへのLP出資により、東京大学におけるイノベーション・エコシステムが大きく発展するための協創環境が新しい段階に入ります。

UTECは、東京大学をはじめとする大学や研究機関などからの研究成果の事業化に先進的に取り組み、シード（種）・アーリー（早期）の段階から投資するベンチャーキャピタルとして2004年に設立されました。現在までに、3つのファンドで総額300億円規模を運用し、IPO 9社、M&A10社の豊富かつ高い実績を残してきました。東京大学を中心に14年以上にわたり、ペプチドリーム、テラ、モルフォなど多くの技術系ベンチャーを育成してきた実績は群を抜いています。また、文部科学省の大学発新産業創出プロジェクト（START）事業プロモーター、総務省ICTイノベーション創出チャレンジプログラム審査機関、NEDO研究開発型ベンチャー支援事業認定VCなどの活動とともに、UTEC独自のVenture Partner ProgramやEIR（Entrepreneurs in Residence）などの取り組みにより、事業構想段階から創業段階まで手厚いハンズオン支援体制を構築してきました。

今回新しく設立されたUTEC4号ファンドファンドでは、「Science/Technologyを軸に、資本・人材・英知を還流させ、世界・人類の課題を解決するためのフロンティアを開拓する」というビジョンのもと、創業前を含め、シード・アーリー段階から起業化や研究者を支援し、リード投資家として投資先をハンズオン支援していく手法を更に強化し、東京大学などの研究成果の事業化を大きく進展させるものと期待しています。

今回のLP出資にあたり郷治友孝社長は、「創業以来UTECは、科学技術を軸に、資本・人材・英知を還流させ、世界・人類の課題を解決するためのフロンティアを開拓することを理念として、これまでに約80社への投資を行って参りました。今後ともUTECは、国内外の大学や研究機関、東大IPC等と連携しながら、優れた科学技術を活かした事業を強力に推進できるスタートアップ企業の創出と成長を支援して参ります。そして、そうしたスタートアップ企業と学界・産業界との資本・人材・英知の好循環を図ることにより、グローバル市場で求められる全人類的な課題の解決に寄与して参ります。」と抱負を語ってくれています。

東大IPCは、UTEC4号ファンドへのLP出資と、UTECとの協力関係を深化させることで、東京大学関連ベンチャーの更なる育成促進をすすめていきます。

■株式会社東京大学エッジキャピタル（UTEC）について

概要大学や研究機関などの研究成果の事業化を行う先進的VC

設立 2004年4月

所在地東京都文京区本郷7-3-1 東京大学産学連携プラザ4F

代表者代表取締役社長　郷治友孝

URL https://www.ut-ec.co.jp/

■東京大学協創プラットフォーム開発株式会社（UTokyo IPC）について

概要東京大学関連のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社

設立 2016年1月

株主国立大学法人東京大学（100%）

所在地東京都文京区本郷三丁目40-10　三翔ビル本郷6階