ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合へのLP出資を決定
印刷する東京大学関連ベンチャーへの支援を目的としたLP出資を決定
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「UTokyo IPC」)が運営する協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合(以下「IPC1号ファンド」)は、ライフサイエンス・ヘルスケア分野に特化したベンチャー投資を行う株式会社ファストトラックイニシアティブ(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 木村廣道、以下「FTI社」)が運営するファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合(以下「FTI2号ファンド」)に対して、5.6億円を上限とするLP出資を行うことを決定しました。
IPC1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。その具体的な運用として、まずシード・アーリーステージの東京大学関連ベンチャーをハンズオンで支援する複数のベンチャーキャピタルへのLP出資(ファンド オブ ファンズ)を開始しました。
FTI2号ファンドへの出資は、ライフサイエンス・ヘルスケア分野に特化したファンドへの第一弾投資となります。
FTI社は2004年の設立以来、ライフサイエンス・ヘルスケア分野において、東京大学をはじめとする様々な大学や研究機関の独創性の高いシーズをベースとした事業化に取り組んできました。特に、設立後の出資だけではなく、設立準備段階から関与し、研究者とも連携しながら事業や経営面でイニシアティブを発揮していく、独自の投資手法は高く評価されております。投資チームはライフサイエンスや医療・ヘルスケアビジネスに精通したメンバーによって構成され、専門性の高いハンズオン支援を行うことで大きな成果を出しています。実際FTI2号ファンド以前に8社のベンチャーに投資を行い、5社をIPOやM&Aに導くなどの実績を積み上げています。2015年4月に組成されたFTI2号ファンドは、創薬基盤技術や医療機器、再生医療、デジタルヘルスやヘルスケアサービスなどの事業に対し、主にシード・アーリーステージでのベンチャー投資を行っていく方針です。
FTI社は、これらの実績に加え、当初から東京大学周辺(本郷)に拠点を置き、東京大学発のベンチャー企業への投資実績を豊富に有していることから、UTokyo IPCの目指す東京大学のイノベーション・エコシステムの構築に引き続き寄与してもらえると大いに期待し、この度の出資を決定いたしました。
今回のLP出資にあたりFTI社の木村廣道社長は、「日本経済の成長戦略の要として、医療・ヘルスケア分野で世界を変えるベンチャー企業創出への期待が益々高まってきています。これらの企業活動を支えるイノベーションの源泉の多くは大学の研究活動にあり、そのリーダーたる東京大学とFTIが連携を深める意義は大きいと考えます。」と語ってくれています。
UTokyo IPCは、FTI2号ファンドへのLP出資と、FTI社との協力関係を構築することで、東京大学関連ベンチャーの更なる育成促進をすすめていきます。
■株式会社ファストトラックイニシアティブについて
概要 ライフサイエンスおよびヘルスケアに特化したベンチャーキャピタル・ファンドの運営
設立 2004年3月
所在地 東京都文京区本郷4-1-4ユニゾ本郷四丁目ビル2F
代表者 代表取締役 木村廣道
■東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(UTokyo IPC)について
概要 東京大学関連のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷三丁目40-10 三翔ビル本郷6階
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/
【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷三丁目40-10 三翔ビル本郷6階
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
担当:河原三紀郎
Email: information@utokyo-ipc.co.jp