Remiges BioPharma FundへのLP出資を決定

東京大学関連ベンチャーへの支援を目的としたLP出資を決定

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社（本社：東京都文京区本郷、代表取締役社長大泉克彦、以下「UTokyo IPC」）が運営する協創プラットフォーム開発１号投資事業有限責任組合（以下「IPC１号ファンド」）は、日米に拠点を有し創薬に特化したベンチャー投資を行うRemiges Ventures（本社：米国マサチューセッツ州、代表:稲葉太郎、以下「Remiges社」）が運営するRemiges BioPharma Fund, LP（以下「Remiges1号ファンド」）に対して、1,000万米ドルを上限とするLP出資を行うことを決定しました。

IPC1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。その具体的な運用として、まずシード・アーリーステージの東京大学関連ベンチャーをハンズオンで支援する複数のベンチャーキャピタルへのLP出資（ファンドオブファンズ）を開始しました。Remigesファンドへの出資は、創薬分野でグローバル投資を行うファンドとして最初のLP投資となります。

Remiges社は、創薬分野を中心に長年の豊富な事業経験を持つクロスボーダーチームによって設立された日米に拠点を有するベンチャーキャピタルです。稲葉太郎マネージングパートナーは、15年以上にわたるシード・アーリーステージのクロスボーダーのベンチャー投資経験を含め合計25年間の事業経験を有し、真に革新的な新薬の開発を行うシード・アーリーステージのベンチャーをハンズオン支援する手法で多くの優れた実績を積み重ねてきました。

2016年6月に組成されたRemiges1号ファンドは、創薬に特化した独立系VCの1号ファンドとしては最大規模のもので、日本の大手製薬企業2社を含む、日米の3社が投資家として出資・支援をしています。日米にまたがる創薬分野で経験豊富なクロスボーダーチームにより、革新的な新薬開発を行うベンチャー企業をグローバルに発掘し、ハンズオン支援により新薬の商業化を促進し、病に苦しむ患者さんへ届けることを目指しています。

UTokyo IPCの目指す東京大学のイノベーション・エコシステムの構築にあたり、世界的にもトップレベルにある東京大学の医薬研究成果について、事業化の段階でもグローバルな展開は必要不可欠です。そのためグローバルに展開するRemiges社の活動に大いに期待し、この度の出資を決定いたしました。

今回のLP出資にあたり稲葉太郎マネージングパートナーは、「この度IPC1号ファンドのご出資を受け、東京大学が関与する優れたシード技術に基づく創薬ベンチャー起業の立ち上げについて、グローバルな展開を視野において当社が支援を行う画期的な取組を推進できることを大変嬉しく思っております。東京大学およびUTokyo IPC社との協働を通じて、日本から世界へ飛び立つ画期的な新薬開発ベンチャーの立ち上げ及び支援を促進してまいります。」と抱負を語ってくれています。

UTokyo IPCは、Remiges1号ファンドへのLP出資と、Remiges社との協力関係を構築することで、東京大学関連ベンチャーの更なる育成促進をすすめていきます。

■Remiges Ventures (Remiges BioPharma Fund GP, Inc.)について

概要日米に拠点を有する創薬に特化したベンチャーキャピタル

設立 2016年4月

所在地 One Broadway, 14th Floor, Cambridge, MA 02142, USA

日本拠点レミジェス・ベンチャーズ株式会社

東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階EGG Japan

代表者マネージングパートナー　稲葉太郎

URL http://www.remigesventures.com/

■東京大学協創プラットフォーム開発株式会社（UTokyo IPC）について

概要東京大学関連のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社

設立 2016年1月