株式会社Penetrator
事業概要
株式会社Penetratorは不動産×衛星データというユニークなポジションから、人脈からの紹介が7割以上を占める不動産仕入れを効率化するサービスを国内大手デベロッパーを中心に提供している。
主要プロダクトである不動産取引支援SaaS『WHERE』は、衛星データから顧客が求める条件の不動産を迅速に探し出し、土地の地権者情報までを紐づける。抽出された地権者データは、RRM(Real estate Relationship Managemet)として管理でき、地権者の情報変更のタイミングを検知して常に最新の情報に更新される。顧客アプローチに対する支援(DM/電話がけ/訪問)も行っており、不動産仕入れにおける一連のプロセスをカバーしている。
2023年7月のリリース後、早期に三菱地所や三井不動産を始めとする大手デベロッパーに導入されており、利用はデベロッパー以外にもコインパーキング、トランクルーム、不動産仲介、店舗開発などに広がっている。
Penetrator社の技術は、JAXA(宇宙科学研究所)の総合研究大学院大学での研究をベースにしており、現在も複数の技術実証プロジェクトを通じて「不動産×衛星データ」領域の研究開発を続けている。
起業の経緯
不動産領域の連続起業家である代表の阿久津は、宇宙から不動産市場の課題を解決したいと考え、2020年JAXA(宇宙科学研究所)の総合研究大学院大学に入学した。同じ研究室で行われていた『月にできる新しいクレーターをAIで検知する』研究を見て、その技術を月から地球に応用すれば不動産仕入れの課題を解決できると考え、研究室のメンバーと『WHERE』を開発した。
強みや競争優位性
株式会社PenetratorはJAXA発のスタートアップとして、衛星データにおける物体検出/物体識別の技術に強みがあり、この領域における特許も取得している。また、代表である阿久津の15年以上の不動産領域での経験が細やかにSaaSプロダクトに反映されており、業界に広く受け入れられる製品となっている。
現時点では、『WHERE』は不動産仕入れにおける一連の課題をトータルで解決することのできる唯一のプロダクトであり、業界の先駆者としてデータベースの拡充や実績の蓄積などを行っている。
- 本社住所
- 〒113-0023 東京都文京区向丘2-3-10 303
- 設立年月日
- 2022年2月22日