ソナス株式会社
社会の「礎を成す」を目指す、IoTベンチャー
事業概要
ソナス株式会社は独自の「省電力マルチホップ無線 UNISONet」を中核技術として顧客価値を創造する、IoTのベンチャーである。
現在、無線IoTを用いての省人化や遠隔化といったDXが社会のあちこちで進んでいるが、現実に無線を用いたシステムを導入すると「他無線との干渉によってデータが歯抜けになる」「予想ほど電波が飛ばず使えない」といったトラブルに直面する現場も多い。それを同社は独自のUNISONetにより解決してきた。UNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的技術の採用により「超ロバスト」「再送制御でデータロスなし」「マルチホップによる広範囲通信」をすべて実現している。
また、独自の無線規格のみそれにとどまらず、IoTシステムの構築に必要なデバイス、クラウドを包括する自社プラットフォームも提供しており、きめ細かく、またスピーディにクライアントのニーズに応えてきた。例えば大手電力会社の41階建本社ビルにおけるヘルスモニタリング用振動計測システム、大手鉄道会社の電化柱における転倒検知システムなど、数々の大きなプロジェクトを成功させている。
近年、同社のUNISONetは、建設工事現場の無線インフラや、低コストかつ高精度な屋内位置トラッキングシステムなどとしても活用・検討が進んでいる。社会を下支えする(=礎を成す)存在としての無線をこれからも提供していく。
起業の経緯
IoT普及の妨げである「無線の難しさ」をUNISONetで取り除くことができれば、老朽化するインフラの維持管理や、万一の大災害発生時のインフラ早期復旧に貢献できる。そのような思いから、東京大学でIoT無線を研究していたメンバー3人がソナスを設立した。
強みや競争優位性
独自の省電力マルチホップ無線UNISONetと、デバイスからクラウドまでも包括する自社プラットフォームを有することが、競争優位な点である。また、顧客価値を創造する専門性の高い強力なメンバーがそろっており、ソナス社は技術と人の両方を武器としている。
- 本社住所
- 東京都文京区本郷5-24-2 グレースイマスビル6階
- 設立年月日
- 2015年11月