2025/2/14

「ITF Fund 9 L.P. Exempted Limited Partnership」へのLP出資を決定

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東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:植田浩輔、以下、東大IPC)が運営する大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(Academic Startup Acceleration、以下、ASAファンド)は、株式会社アイティファーム(本社:東京都新宿区、代表取締役:黒崎守峰、以下「IT-Farm」)が運営する「ITF Fund 9 L.P. Exempted Limited Partnership」(以下、ITF Fund 9)に対してLP出資を実施しました。

 

日本との連携を軸としたグローバル投資、クロスボーダー支援を展開

 

IT-Farmは1999年設立のクロスボーダー・ベンチャーキャピタルです。これまで10ファンドを通じてアーリーステージを中心に海外100社超を含む約150社のディープテックに出資し、IT分野にとどまらず医療・素材・ハードなど創薬を除く全技術分野を支援しています。出資先の海外資金調達支援・国際事業開発支援を強みとし、国際スタートアップコンテストの日本大会XTC JAPAN開催や欧州最大のAIコンソーシアムCyber Valleyの投資家ネットワーク創設メンバーも務めています。

東大IPCは、同社の深い技術理解力とグローバルな事業開発力を背景とするディープテック分野における豊富な投資実績に加え、海外エコシステムとも連携しクロスボーダー支援を行う同社の取り組みが、大学発スタートアップへの投資支援を強化する東大IPCの目指す日本の大学発スタートアップ・エコシステム構築への寄与することにも大いに期待し、この度の出資を決定いたしました。

 

 

株式会社アイティファーム ジェネラルパートナー  春日伸弥様 コメント

 

このたび日本のディープテック支援をリードする東大IPCと、国内外ディープテックのグローバル展開を支援する当社がLP出資を通じて協業する機会をいただきました。両社はこれまでも、当社が加盟する欧州Cyber Valleyと東大IPCとの連携(2024年4月30日LOI締結発表)や、1stRound参加スタートアップへの海外向けピッチ構築支援など、日本のエコシステムをグローバルに拡大する取り組みを行ってまいりました。当社は本LP出資を契機として東大IPCとの相互協力を一層強化し、世界的な競争力をもつ日本の大学発スタートアップのグローバルな事業開発・資金調達の支援を進めてまいります。

 

 

東大IPCは、ITF Fund 9へのLP出資と、IT-Farm社との協力関係を構築することで、日本の大学発スタートアップ及びそのエコシステムの更なる育成促進を目指してまいります。

 

 

日本の大学発スタートアップの創出拠点となり、エコシステム拡大を目指すASAファンド

 

ASAファンドは、日本の大学発スタートアップ・エコシステムの課題解決に取り組むとともに、産学官および海外との連携をさらに強化し、日本の大学発スタートアップ・エコシステムを海外トップレベルまで高め、世界に伍するユニコーンスタートアップの育成を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資することを目的としています。その具体的な運用として、大学を中心に豊富に存在している技術シーズを掘り起こし、事業化を支援し、グローバルに展開できるスタートアップを育成・支援するため、主として大学発スタートアップに投資・支援する大学VCファンド等に出資(ファンド・オブ・ファンズ)を展開しております。

 

 

株式会社アイティファームについて

 

概要          ベンチャーキャピタル・ファンドの運営・管理、ビジネスコンサルティング
設立          1999年11月
所在地       東京都新宿区西新宿新宿6-5-1 アイランドタワー5階

代表者       代表取締役:黒崎 守峰
URL          https://www.it-farm.com/

 

 

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大 IPC)について

 

東大IPCは、大学、企業、ベンチャーキャピタル、政府・自治体など幅広いステークホルダーと連携した、世界と肩を並べるスタートアップ創出やエコシステム構築を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資するべく活動を展開しています。

東京大学周辺で培われてきたベンチャー・エコシステムをさらに発展させるべく、東京大学100%出資の子会社として2016年に設立。官民ファンドとして2つのファンドを通じた国内外70社を超える大学関連のスタートアップおよび民間VCファンドへの投資と並行し、研究者技術シーズの事業化や客員起業家(EIR)起業を支援する「スタートアップ創造」、国内最大規模を誇るアカデミア機関共催のアクセラレータプログラム「1stRound」の運営、「DeepTech Dive」などの人材支援をはじめとするハンズオン支援を手がけています。ディープテックスタートアップの支援・育成に必要なあらゆるリソースが集積するプラットフォームを構築し、インキュベーション&アクセラレーションによる創業から育成、VCファンド運営による成長資金の供給と、継続的な活動支援を展開しています。

2024年には、東京都の公募・選定を経て大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(「ASA」ファンド)を設立。国内・海外との連携の下、新たなディープテック・スタートアップ創出の拠点形成を目指しています。

 

概要  アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立  2016年 1月
株主  国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
代表者 代表取締役社長 植田浩輔
URL  https://www.utokyo-ipc.co.jp/

 

 

【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当:河合将文

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